青年部の活動
=放射能に関する合同研修会開催=

研修副委員長 板越佑二郎
 10月12日(水)15:30、親会と青年部共催による「放射能とその影響」に関する研修会が行われ、70名のご参加をいただきました。東日本大震災の影響による福島第一原発の事故を機に、「放射能」「放射性物質」「ベクレル」「シーベルト」など、以前は耳にしなかった言葉が毎日のようにテレビや新聞紙上で見るようになりました。今回の講習会は、普段の廃棄物関係講習会ではなく、放射線や放射能の基礎知識、また人体に与える影響等、タイムリーな講義内容を社団法人 日本アイソトープ協会副参事の高橋範行様より講義していただきました。
 日本アイソトープ協会は、アイソトープ(同位元素)及び放射線の利用に係る普及啓発と技術の高度化を促進し、安全確保と法令遵守を旨とし、供給から廃棄まで一貫したアイソトープ事業の安定的な遂行を通じて、日本における学術及び技術の発展と国民生活の向上に貢献することを経営理念とし、1951年5月に発足されました。アイソトープは医療、研究、産業など様々な分野で役に立っていますが、利用に際しては安全取扱いの知識・技術が必要な物質です。同協会は、アイソトープの供給から廃棄まで一貫した体制で利用の基盤を支えるとともに、安全取扱いのための教育訓練、普及啓発活動を展開しております。このように、一つの法人がアイソトープの供給から廃棄までの流通に一貫して携わり、同時に安全取扱いのための活動をも担うという事業形態は、海外でも例を見ないことであり、2時間の講習会において、講師の高橋様には、今回の講習会の為に100枚近いスライドをご用意していただき、熱のある講義を賜りました。講義の内容は、アルファ線、ベータ線、中性子線、ベクレル、シーベルトなど、知っているようであまりよくわかっていない放射線・放射能の用語の解説と基礎的な知識、それに放射線・放射能が人体に及ぼす影響、放射線測定器の選び方と東京都の放射線量と全国の汚染マップなど、実際我々に身近な内容の解説をいただきました。講習会終盤は質疑応答の時間が設けられ、話題が話題だけに多くの質問が出ました。
 私自身も、放射能と言えば人体に甚大な被害をもたらす悪しきものというイメージでしたが、ラジウム温泉やラドン温泉など人体に有益な放射線や、医療分野でも放射線を放出する薬品を投与し、専用のカメラで撮影することによって、がん細胞を発見するなどといった有益な利用法を再確認することで、放射能イコール悪いものという認識を改めることができました。
 原発事故によって、汚染された廃棄物の処理などが社会問題となっております。廃棄物処理業者の我々こそが、正しい知識と認識を持つことが必要です。各社の事業にお役にたてた研修会であったなら幸いです。








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